小樽市公設青果地方卸売市場(有幌1)1階卸売市場では、小樽産のいちご「けんたろう」の初せりが、5月14日(木)7:40頃から開かれ、朝採れいちご92箱が競りにかけられた。
昨年の5月7日の初せりよりも1週間ほど遅かったが、艶も良く香りと甘味が強い大粒の3L(1パック300g入)が、ご祝儀価格の最高値1万円×4パックで、仲買人・株式会社大果大共青果(舘岡功一代表取締役社長)が競り落とした。
本日から、長崎屋小樽店(稲穂2)1階のフルーツパパの店頭で販売を開始する。同店関係者は、「小樽の誇りのいちご、いち早く市民に食べていただきたい」と話した。
新おたる農業協同組合職員によると、同いちごは、「きたえくぼ」と「とよのか」を交配した品種で、蘭島と忍路地区の7件の農家が作付け(面積65ha)。昨年8月頃から定植して、丹精込めて育てている。
「土壌の条件や収穫のタイミングなどから、完熟で糖度の高いいちごが採れ、小樽のいちごは格別」と太鼓判を押した。
本日の初せりでは、S~3Lの91箱が出荷され、31万6,224円(税込)。同いちごの出荷は、6月20日頃まで続く見込み。
完熟のため、地方発送には向いていないため、出荷は同市場だけとなる。市内や近郊のスーパー・青果店で販売する。