新型コロナウイルス感染拡大防止のため、小樽市内小中学校や公共施設が、4月20日(月)から5月6日(水)まで休業を強いられ、前回よりもさらに対象施設が増えた。
小樽手宮公園競技場(手宮2)は、1周400mで直線200mの全天候型の競技場で、多くの全道大会等を実施。市内外の陸上選手が練習に訪れているが、今回は、開放を延期した施設に含まれた。
この時期は、雪解けとともに今シーズンの練習を開始する人も多く、休館前日となる19日(日)、同競技場前の駐車場は多くの車で埋まり、思い思いの練習メニューをこなす人の姿が見られた。
札幌を拠点に活動する道体アスリート(所属20名)は、約10名が練習に訪れ、初練習となった小樽在住の木村さん(20)は、「やりなげの練習に来た。厳しい規制もなく使いやすい競技場。練習ができなくなるが、大会も中止となった」と話した。
シーズン幕開けの大会となる4月29日(水)、第18回小樽後志陸上競技強化記録会をはじめ、多くの陸上大会が中止を決めた。
小樽公園運動場(花園5・敷地面積18,500㎡・グラウンド面積14,751㎡・バックネット2基・夜間照明)では、社会人の練習試合が行われ、青空の下、野球を楽しんでいたが、こちらも開放予定日を延期した。
冬期間閉館中の手宮緑化植物園(手宮3)と緑の相談所は、4月29日(水・祝)から公園は予定通り開館するが、同相談所は5月6日まで閉館。桜の名所のため花見客が大勢訪れるが、飲食を伴う花見は自粛を呼びかける。
朝里ダム記念館(朝里川温泉2)も、4月25日(土)の開館を延期して5月6日(水)まで閉館。19日は、ドライブ途中に訪れた人々がダムの景色を楽しんでいた。
観覧車のシートも外され、遊具の準備も万端だった、おたる水族館併設の遊園地・祝津マリンランド(祝津3)は、18日(土)の開館を延期した。
外出自粛の対処法なのか、厩岸壁周辺には多くの太公望が釣り糸を垂らしていた。
株式会社恵新自動車学園(横田久俊代表取締役)は、教習生と職員の安全を守るために、学園グループの小樽・余市・手稲・伊達の4つの自動車学校を、4月22日(水)から5月6日(水)まで休業することを決めた。