健康と安全優先!おたる運河ロードレース中止

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、各地で予定されていたマラソン大会が中止となる中、2020(令和2)年6月21日(日)開催予定の第32回おたる運河ロードレース大会についても、参加者とボランティアの健康と安全を最優先に中止を決定した。

 6月の第3日曜日に開催を続けている同大会は、さわやかな季節の中で小樽運河周辺をマラソンコースとした、北海道内外から大勢のランナーでにぎわうロードレース大会だが、初の中止となった。

 第32回大会開催の可否を下す、同大会実行委員会(外園光一実行委員長)総会が、4月2日(木)10:30から、小樽市教育委員会(花園2)3階第1会議室で、柴田昭夫副実行委員長をはじめ、同委員11名と事務局員が参加して開かれた。

 第31回大会の決算報告・監査報告後、第32回大会の可否について協議された。

 事務局から各地のマラソン大会がほぼ中止となっている現状が報告され、4月3日(金)から同大会参加者受付開始となるため、参加料の返金費用等、早期の決断が求められた。

 感染拡大の影響による参加者や広告費の減少が見込まれ、試算すると240万円ほどの赤字が。なによりも、参加者とボランティアの安全が守れないのではとの報告があった。

 第31回のエントリー数は2,440人。市内高校生など約500人のボランティアが大会運営に携わり、大勢の人が集まる。

 3月26日(木)開催の競技・財務合同部会では、中止の意見が出ていて、本日の総会では、「参加者とボランティアの健康と安全を優先に考えると中止が妥当」と、委員全員で承認し正式に中止を決定。

 周知方法として、小樽市のHPや、昨年の参加者には別途郵送で伝える予定だ。

 第31回大会が雨だったことから、ゼッケンは事前に渡して会場に来てもらう工夫や参加者を増やすために2kmの親子コースを設けるなど、新しい取り組みも交えながら、2021(令和3)年6月20日(日)に、第33回大会を予定している。

 ◎第32回おたる運河ロードレース大会の中止について(外部)

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