小樽市は、3月28日(土)16:00から、市役所(花園2)2階市長応接室で緊急記者会見を開き、市内で5例目の新型コロナウイルス感染者が発生したことを発表。4例目の茨城県居住の男性会社員との濃厚接触者であることが分かった。
市内在住で日本国籍の70歳代男性会社員で、3月19日(木)に悪寒がして発熱。20日(金)・21日(土)に37.4℃前後の熱があり、医療機関Aを受診。26日(木)に再び37.5℃の発熱と咳で、医療機関Aを受診。胸部レントゲン・CTで陰影所見があり、帰国者・接触者相談センターを受診し検体を採取。市内指定医療機関に入院。
27日(金)小樽市保健所において、新型コロナウイルスの検査を実施したところ陽性と判明。28日(土)は36.2℃で咳はなく軽症。詳しい仕事や職種については明らかにしていない。
4例目の男性は、3月11日(水)~15日(日)にも来樽しており、5例目の男性と接触していることが分かった。23日(月)に岩手県内から航空機で千歳へ。JRで移動して、再び小樽に到着後、5例目の男性が車で医療機関Aへ運んだことが分かった。
19日(木)と23日(月)の2日間、職場に出社していたが、行動歴及び濃厚接触者については、現在調査中。妻については、検査を実施したところ陰性だった。
27日時点における市の検査実施状況は、53名のうち陽性5名で、全員が入院中。全員が軽症だが、まだ退院者はいない。
市指定医療機関の感染病床2床と結核病床2床は埋まり、指定医療機関の倶知安厚生病院にも入院。
コロナ専門病床に8床を確保し、気圧を低くして病室の空気や細菌が外部に流出しないよう陰圧工事などを行い、14床の確保に向けて準備中。
一定の時間をおいて2つの検査をして陰性を確認するなど、慎重な検査が必要。28日(土)現在、小樽市保健所での検査中のものはないという。
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