小樽市(迫俊哉市長)は、3月22日(日)15:31に、市内に新型コロナウイルスに関連した患者が、新たに2件確認されたと発表した。
小樽市内では、12日(木)に、札幌のライブバーを利用していた市内在住の日本国籍・50代男性が初の感染者(道発表の119例目)として確認されており、今回の新たな2名発症で、市内感染者の合計は3名となった。
2例目は、21日(土)夕方に新に確認された日本国籍・小樽市居住の60代男性で、道発表の161例目。3例目は22日(日)に確認された、日本国籍・小樽市居住の60代女性で、道発表の162例目となった。
市は22日17:00から緊急記者会見を開き、新たに確認された2名の発症者の概要を明らかにした。21日に確認された2例目の60代会社員の男性と22日に確認された60代女性が夫婦であること。
男性は3月12日(木)に倦怠感などの症状を発症。17日(火)に帰国者・接触感染者相談センターに問い合わせて医療機関を受診したが、その後も体調がすぐれず別の医療機関を受診。検体を採取した結果、21日に陽性と判明。小樽市で2例目・道で161例目の感染者と確認された。
男性は、市内のいなきたコミュ二ティセンターに勤務し受付業務を担当し、利用者との接触は短時間で常時マスクを着用していたとのこと。
女性は2月27日(木)からのどの痛みがあり、3月5日(木)に37℃の発熱があり、9日(月)に医療機関を受診。21日に夫が陽性と診断されたため22日に検査したところ陽性と判断され、小樽市で3例目・道で162例目と確認された。
2人とも渡航歴はなく、軽症で会話も可能とのことだが、感染経路は分かっておらず、市中感染の可能性もあり、市は市民に感染予防対策の徹底を呼び掛けた。
3連休中の21日・22日と続けて、感染患者発生が小樽で確認されたことで、市内の新型コロナウイルスの状況は新たな段階に入った。
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