春の便りが届き始めた小樽市内で、3月16日(月)未明から雪が降り出し、積雪深62cm(12:00)を観測。久しぶりの雪に、市民は朝から雪かきを強いられ、一日中氷点下の真冬日となった。
道内173地点で、上川地方の朱鞠内は最深積雪144cmでトップをキープ。後志地方では喜茂別の78cmが最も多く、小樽の62cmは道内17番目だった。
今シーズンの小樽は、11月14日に2cmの積雪を観測してから、まとまった雪が降った日が少なく、1月15日に20cm・1月20日に19cm・2月5日に23cm、8日に今シーズン最高積雪64cmとなり、23日に18cm降った後は雪解けも進み、春らしくなってきたところの久しぶりの大雪で、冬に後戻りした。
小樽運河中央橋から浅草橋までの倉庫街の歩道にも雪が積もり、ひと1人がやっと歩ける幅となり、人影もなく雪かきでできた雪山があるだけ。休館中の金融資料館前も雪に覆われていた。
16日16:35の札幌管区気象台発表では、後志地方は、17日までなだれに注意を呼びかけ、曇りで最高気温は5℃、夜には雪か雨が降る見込み。