小樽商工会議所「知産志食」しりべしプロジェクト(上参郷光祐リーダー)は、菓匠小樽松月堂(稲穂1・奥村秀幸代表取締役)が開発した小樽美人「潮どら焼」を発売開始すると発表。小樽美人スイーツ5品目となる新商品は、2月22日(土)から1個240円(税込)で販売される。
同社は、どら焼をメインとした菓子屋で、試作を重ね、小樽地鶏の卵でふんわり感を出したどら焼の皮に、ミネラル豊富な岩内町の海洋深層水から作った自然塩「星の塩」と、道産の芳醇な香りと深みのある良質な発酵バターを合わせた塩味のバタークリームと小豆餡をサンドした「潮どら焼」を完成させた。持ち帰りを考え、販売方法は冷凍。常温30分程度で解凍する。
商品名に使った「潮」は、小樽で長く愛されている潮まつりから、長く愛される商品にとの願いと、日本海の荒波でできたミネラルと塩分を味わってもらいたいと、3代目の奥村社長が子どもの頃に食べた思いを再現した。
パッケージにも、白地に青い模様の浴衣姿の女性と、塩の結晶やガス灯が描かれている。1個170キロカロリーと抑え目で、ご飯1膳弱とほぼ同数で手軽に食べられる和洋折衷な菓子。
小樽美人シリーズは、小樽市や周辺の後志地域の農産物や特産物を使用し、美容や健康など女性の視点を加えて、「女性のうれしいを叶える」をコンセプトに、2013(平成25)年から果実リキュールを開発。2014(平成26)年からスイーツの開発を行い、これまで4商品を販売し、2018(平成30)年11月小樽美人花ごろも以来。
同店では、余市産ラスベリーを使用した小樽美人生どら焼に続き2品目で、初めて塩味を意識したスイーツを商品化した。
奥村社長は、「発酵バターの芳醇な香り、日本海のミネラル豊富な塩と皮のハーモニーを楽しんでもらいたい」とPRした。
22日から同店店頭で40~50個を目安に販売し、今後、販売先の拡大も予定している。
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