昨(2019)年12月に開催した、小樽美術家チャリティ2019色紙展の収益金を、市立小樽美術館協力会へ寄附の申し出があり、1月29日(水)10:00から、同館(色内1)館長室で贈呈式が行われた。
新明英仁館長、同館協力会・山本信彦会長、発起人の小樽在住の作家・阿部典英氏、鈴木吾郎氏、羽山雅諭氏、宮井保郎氏が出席して開かれた。
発起人から山本会長へ、美術館開館40周年を記念し維持補修のために役立ててほしいと、同展チャリティ22作品の売上と募金箱などから89,611円を寄贈。
山本会長は、「この中に善意と労力が沢山入っていて、受けた重さを強く感じた。寄附は美術館のために、必ず何倍にも価値があるように使わせていただきます」と感謝した。
阿部氏は、「少ないですが、これからも続けて、ぜひ当時の小樽のように優勢になるよう、これからも頑張りたい。小さい種が段々大きくなり、増えてくれると嬉しい」と期待した。
昨年12月15日から28日まで、宮井額縁店(花園1)を会場に、小樽近郊の作家32名が出品し、チャリティバザーを初めて開いた。オープニングパーティでは、作家による作品の解説や来場者との交流会も開かれ、有意義な時間となった。
彫刻家の阿部氏は立体作品の「イカさん」を、彫刻家の鈴木氏は「レモン」を、「いかに量感のある生命の力をレモンで追求した」と説明。羽山氏は「大勢の人が集まり、それだけでも嬉しかった」と話した。
宮井氏は、「これを機会に、美術館を少しでもアピールしたいと考え、小樽潮まつりのパレードの参加を計画している」と話した。