小樽市公設青果地方卸売市場(有幌町1)で、令和最初のせりが、1月5日(日)7:45から行われ、競り人の威勢の良い掛け声が場内に響き、市場の年明けを告げた。
7:30から初せり式が行われ、開設者の迫俊哉市長をはじめ、樽一小樽中央青果株式会社・中川則夫取締役社長、仲卸人、買受人ほか、鈴木喜明市議会議長、千葉美雪市議会副議長、市議会経済常任委員の来賓など、合わせて約40名が出席し、無事故で青果物の安全供給と市場取引の活性化を願った。
迫市長は、「生鮮食料品の安定的な供給の使命と責任をしっかりと負っていかなければならない。昨年は、冷温冷蔵庫の改修をし、引き続き、小売上業者・生産者の皆さんにとって使いやすい市場を目指し、着実に改修に努めてまいりたい」と挨拶。
中川社長は、「昨年は天候に恵まれ豊作に感謝し、6月には法改正があり、東京オリンピック・パラリンピックに消費拡大を望むが、市場を取り巻く環境は非常に厳しいと言えるが、それに向かい新たな気持ちで頑張りたい。小樽市民の安全安心な青果物を安定供給し、さらに、近隣の生産者・農業を守ることが多きな責務であり使命である」と述べた。
同社・今野強志販売部総括部長は、「品物をより早く、良い物を沢山、利益をより高くをモットーに、向かっていきたい」と3本締めを行い、初せりが開始。
本日は、にんじん・キャベツ・さつまいも・椎茸・長いもなどの野菜25トン、みかん・りんごなどの果物4トン、合計29トンが取引され、合計金額は920万円となった。
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