12月27日(金)の仕事納めの日にあわせ、10:00に新年を迎える大きなしめ飾りが、小樽市役所(花園2)本館正面玄関に設置され、同所を訪れた市民らは足を止め、令和元年の終わりを実感し、新年も良い年になるように願った。
年神様を迎える意味のしめ飾りは、財団法人おたる自然の村公社(天狗山1)の好意で、毎年無償で設置されている。
今年も、同社・工藤正道指導員が2日間かけて制作。材料のスゲは、青森の農家から取り寄せ、土台となる輪を例年よりも二重にし、多きなものに絶えられるように工夫。トド松をあしらい、紙垂(かみしで)・裏白(うらしろ)・譲り葉は巨大なしめ飾りに合わせ、めでたい意味がある大きな鯛などの縁起ものを飾り付け、昨年よりも20cm大きい、約190cmのものが出来上がった。
当日は所用のため、設置に来られなかった工藤指導員は、「定年を迎えたため、現職最後と思いを込めて制作した」と話していた。
同所は、12月28日(土)から1月5日(日)まで年末年始の休業となり、しめ飾りは、1月7日(火)の朝まで設置。取り外した後は、近くの神社のどんど焼きで焼かれる予定だ。
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