文化庁が主催するメディア芸術祭地方展を、2020(令和2)年1月11日(土)~1月26日(日)の16日間、小樽で開催することが決定。
同芸術祭は、1997(平成9)年度から毎年開催され、今年で23回目を迎えた。アート・エンターテインメント・アニメーション・マンガの4部門において、全世界から公募し、高い芸術と創造性を持つ優れた作品を顕彰するもの。
関連事業の地方展は、地方で優れたメディア芸術を鑑賞する機会を提供し、認知度の拡大や振興と普及促進を図ることを目的に、今年度は、小樽と長崎で開催。
小樽展は、「メディアナラティブ~物語が生まれる港町で触れるメディア芸術」と題し、市と小樽市教育委員会などの共催で、小樽市産業会館(稲穂2)、市立小樽文学館(色内1)、小樽市観光物産プラザ(色内2)、小樽市民センター(色内2)の4会場で、個人・チーム約20組の作品を展示・上映する。
同文学館では、第21回・22回同祭マンガ部門受賞作品・審査委員会推薦作品を展示する予定。
11月12日(火)16:00から、市役所(花園2)2階市長応接室で、小樽出身の同展エグゼクティブアドバイザーの水口哲也氏(エンハンス代表)、同展の受託業者クリプトン・フューチャー・メディア株式会社伊藤博之代表取締役、同展ディレクター岡田智博氏(一般社団法人クリエイティブクラスター代表理事)、小樽展のロゴを制作したN合同会社福島慶介代表、小山秀昭副市長と林秀樹教育長が出席し、記者会見が開かれた。
水口氏は、「小樽に関わることができて嬉しい。小樽の持っている文化と物語の魅力が相まって、若い世代にも多くの刺激を与え、小樽を作り紡いでいくきっかけになればと思う。多くの方に体験してもらいたい」と述べた。
小山副市長は、「小樽の魅力を引き出してもらい心強い。町全体を盛り上げたい」と期待を寄せ、林教育長は、「いろいろな形の魅力ある芸術祭に期待している」と話した。
福島氏は、「小樽港の朝日をイメージして球体に新しいインスピレーションを受け、小樽のシルエットに8区8景を組み入れ、世界を繋ぐ線、小樽の坂や山を散りばめた三角形で、デジタルの世界をイメージし、今日に留まらず新しい可能性への思いを込めた」と、ロゴについて説明。