小樽商工会議所臨時総会 山本会頭留任

 小樽商工会議所(稲穂2)は、3年毎の役員改正期となった2019(令和元)年11月1日(金)11:00から、小樽経済センター(稲穂2)7階大ホールで、第36回臨時議員総会を開き、議員58名が出席した。

 

 冒頭、48年に渡り尽力し、8月9日に89歳で亡くなった元副会頭の菅原春雄氏に黙祷を捧げた。

 

 会頭には、4期目の続投となる山本秀明氏(67・協和総合管理株式会社取締役会長)が、副会頭には、3期目の平松正人氏(66・株式会社角一商会取締役社長)と、2期目の中野豊氏(64・阿部建設株式会社取締役社長)が留任し、嶌村公宏氏(57・北海道ワイン株式会社取締役社長)と上参郷光祐氏(55・株式会社樽石取締役社長)が新たに加わり、若返りを図った新体制が発足した。

 

 中野役員選考委員長は、「役員選考委員会で、会頭は就任以来、3期9年にわたり、人口減少や経済の縮小を克服するために、各種産業振興プロジェクトによる地域振興に取り組み、その活動の成果が具体的に見え始めている。小樽市との関係では、連携が難しかった時期を乗り越え、オール小樽でまちづくりに取り組む体制が整い、これから行政と連携した施策や事業など、積極的に展開できる状況」と、推薦理由を述べた。

 

 3期務めた杉江俊太郎氏(杉商株式会社取締役社長)と5期務めた西條文雪氏(西條産業株式会社取締役社長)が退任。3期9年務めた森川正一氏(モリカワ産業株式会社取締役社長)に代わり、西條氏が議員会会長を任された。

 

 専務理事には4期目の山﨑範夫氏(67)、理事・事務局長に野田昌孝氏、特別相談役には、斎田義孝氏(株式会社サイダ代表取締役)が留任した。

 

 交代した議員は4名、新議員は、澁谷憲三氏(株式会社渋谷建設取締役社長)・安田友美子氏(株式会社アイケア北海道取締役社長)・山本みゆき氏(小樽倉庫株式会社取締役社長)の3名が加わり、永年表彰も行われた。

 

 ◎小樽商工会議所役員一覧(R1/11/01〜R4/10/31)

 

 12:00から就任記者会見が開かれ、山本会頭は、「向こう3年間は、小樽にとっては大切な時期になる。行政と連携し、だきるだけ一体化して協力する。観光の高度化、産業として稼げるまちづくりをベースに、これまでやってきたプロジェクトがより成果が上るよう、3年間しっかりと取り組みたい」と決意を新たにした。

 

 ものづくりの代表として頑張りたいと述べた嶌村氏は、「観光客が沢山訪れているが、それだけではなく、つくったものを海外含めて売りに行き、外貨を入れる手伝いをしたい。我社ではワインをアジアに輸出しているが、小樽の海産物をはじめ、小樽の産品を海外へ売り込みたい」と述べた。

 

 上参郷氏は、「石油販売の仕事をしているが、小樽・後志の人口減少に一番直面するであろう業界。地域が発展しなければと、切々と経営をする中で感じ、どうすれば活性化させることができるのかを、皆さんとともに考え、少しでも前に進みたい」と話した。

 

 本日決定した役員の任期は、令和元年11月1日~令和4年10月31日の3年間となる。

 

 ◎小樽商工会議所HP(外部)

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