未来創造高校桝谷さんと佐藤さん ITパスポート試験合格

 小樽未来創造高等学校(最上1・伊藤良平校長)は、ITに関する基礎的知識を証明する国家資格のITパスポート試験に、同校2年のコンピューター部(奥原祥顧問)に所属する、流通マネージメント科の桝谷美妃さんが今年7月末に、情報会計マネージメント科の佐藤岬さんが8月下旬に合格し、現在、部員3名全員が同資格保持者となった。

 

 桝谷さんは、「合格できて嬉しかった。投げ出さず地道に努力を重ね、続けてきて良かった」と話し、佐藤さんは、「追い込み時期は課題の量も多くて大変んだったが、合格できほっとした」と合格を喜んだ。

 

 同校入学後、担任に入部を勧められた桝谷さんと、コンピューターに興味があった佐藤さんは、共に入部を決め、昨年10月に同試験に初挑戦。度々の不合格に落ち込んだ日もあったが、始めたことは最後までやり遂げようと、自分を奮い立たせ、週5日の部活動と顧問からの大量の課題を自宅で行い、その努力が実り、桝谷さんは3回目で、佐藤さんは4回目の挑戦で合格を掴んだ。

 

 卒業までに基本情報技術者試験 (レベル2)の合格取得を目標に、佐藤さんはコンピューター関係の仕事に就きたいと、桝谷さんはまだ決めていないと話した。この試験に合格すると、2011年7月の小樽商業高校以来の快挙となる。

 

 奥原顧問は、「頑張ってもすべて報われるわけではないが、挫折しても立ち上がり、報われた人は頑張った人だけ。2人の合格は、根気良く続けてきた結果。入学して1年半、あくまでもこれは通過点で、まだ努力の最中」とエールを贈った。

 

 同校は、小樽商業高校と小樽工業高校が統合し、昨年4月に小樽未来創造高校としてスタートした。開校後2年連続の合格者に関係者は喜んでいる。

 

 IT試験パスポート試験は、経営全般35問・IT管理20問・IT技術45問の100問を四肢択一式で、試験時間は120分。600点以上が合格基準となる。

 

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