ふわっとした花の写真を集めた乾英男氏の個展「2019ふわラー写真展」が、9月14日(土)~16日(月・祝)に、株式会社トベックス自由林内にあるギャラリー「月」で開かれている。一部を除き、昨年の作品展後から今年の作品展直前までに撮影した58点を展示。
紫陽花やバラ・ユリ・ダリア・ひまわり・すずらんを題材に、ふわっと花を表現。まるで魔法をかけられたように、どの作品も、肉眼では見られないふわラーの世界に包まれている。
スプリング・エフェラメルのエゾエンゴサクは、群生で狙いたいところだが、僅かな花びらをクローズアップして、絶妙なプラス補正で、本来の花のイメージを覆した作品。
ゆりの黄色と緑のバックのグラデーションの組み合わせや、ムスカリの紫に黄色のタンポポが映え、情熱的で真赤なダリアなど、作品だけ見ると、花の正体がすぐには見つけられないのも、この作品展の醍醐味でもある。
あいの里や百合が原公園、小樽公園に出かけ、90mmのマクロレンズを覗くと、長年の経験から、ふわっとした世界を創出。
乾氏は、「白とびも表現のひとつ」と話し、次々と訪れるふわラーファンの疑問に、種明かしし、「林の中の写真展、ぜひ癒しの空間をご覧いただきたい」と来場を呼びかけた。
乾英男個展「2019ふわラー写真展」9月14日(土)~16日(月・祝)10:00~17:00
ギャラリー月(銭函2・トベックス内) 入場無料
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