第101回全国高校野球選手権大会に、南北海道の代表して出場した北照高等学校野球部は、8月12日(日)に岐阜県代表の中京学院大中京高等学校と対戦。3対4で破れ、夏の甲子園で初勝利の願いは叶わなかった。
8月21日(水)15:30から、市役所(花園2)市長応接室で、小路修司校長・石森照雄教頭・上林弘樹監督・伊藤陸主将が出席し、迫俊哉市長・小山秀昭副市長・林秀樹教育長が対応し、報告会が開かれた。
甲子園に駆けつけ応援した迫市長は、「大変良い試合だった。暑さの中、選手も健闘したと思う。緑色のTシャツを着たスタンドの1年生も一丸となって応援していた。これからもチーム内でさらに活性化されて、18人を選び、新人戦もしっかりと戦ってもらいたい」と激励。
上林監督は、「充分にチャンスはあったと思う」とし、「どんどん成長し、日々自信がつき伸びていった。コンディションも日に日に良くなり、良い経験となった。3年生の残したものをしっかりと受け継いでもらいたい」と期待を寄せた。
同野球部の行動が話題なった件については、「野球以外のことでも、グランドを手でならしたり、バットを手で置く行動についても褒めてもらい、嬉しく思う」と述べた。
甲子園球場で、試合前のシートノックで使用し、甲子園の土や草が付いたボールを、市長にプレゼントした。
試合当日、同校で応援していた伊藤主将が小学生時代に在籍していた、少年野球チーム・シーレックス奥沢の部員に伝えたいことは?と質問され、「目指すのは甲子園だと思うので、プレイに刺激を受けて、自分も頑張ろうと思ってくれると嬉しい」と話した。
「試合が終わり、感動した!おしかったね!との言葉を聞き、3年生は悔いがないと言っているので、色々な方に感動を与える試合ができて良かった。破れた中京学院大中京がベスト4まで進み、悔いはない」と、負けた感想を述べた。
昨年の夏は、ベンチで試合を見ていたが、「戻ってきたとの気持ちが一番で、試合ができると思い、今年こそ一勝してやろうと、試合に挑んだ」と述べた。
叶わなかった夏の甲子園一勝の目標について、「次の代に託し、必ずやってくれると思う」と期待した。
同部員は、13日(火)に小樽に戻り、14日(水)から練習を開始。3年生14名が引退し、新チームは61名でスタート。21日(水)からは3年生が指導に入り、練習を始めた。
◎関連記事