夏休み明けの8月19日(月)、お盆も終わり、供物のパッケージや花ゴミが目立つ小樽市内の墓地をきれいにしようと、北照高等学校(最上2・小路修司校長)では、始業式終了後、同校近くの小樽中央墓地(緑5)に集合して、恒例の清掃ボランティアを実施した。
地域の清掃ボランティアを行うことで、生徒の奉仕の心を育むことを目的として、全生徒220名と教職員20名が清掃活動に参加。
高齢化が進む小樽市では、墓地周辺の清掃が行き届かない家庭が増加している現状を踏まえ、市役所戸籍住民課の協力の下、今年で7回目の実施となった。
市営墓地14ヶ所のうち、4,400区画数もある中央墓地は、一番広くて急な坂が多い墓地。ゴミ袋と火バサミを持った生徒は、一斉に墓地に散らばり、供物や花・ビニール袋などを拾い集めた。
野球部員1年男子は、「初めての経験だが、今まで大会などで応援してもらっているので、少しでもお返しがしたい」と話した。
担当の加賀美教諭は、「一生懸命に参加していた。高齢者が多く、墓地の維持管理ができない家庭も多いと聞き、カラスが散らかすので、みんなで綺麗にできれば」と話した。
市の担当者は、「生徒が清掃活動をしている姿を見て、市民もゴミを持ち帰るようになってくれれば」と話した。
集められたゴミは、本日中に市の清掃事業所が回収する。
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