2019青少年のための科学の祭典小樽夏大会が、8月8日(木)・9日(金)の両日、小樽市総合博物館(手宮1)を会場に、科学に関する実験や工作など34ブースが出展して開かれた。
この事業は、実験や観察・工作等を参加者自らが体験することで、科学への興味や関心を喚起し、また、実演者や指導者は日頃の教育の成果を持ち寄り、実践・交流の場となり、大会で得たものを教育現場へ持ち帰ることも目的として、今年で13年目21回となる。
小樽近郊の小中高大学の教職員や生徒や学生約120名がスタッフとなり、各ブースを担当し、子ども達に科学の楽しさを体験させた。
新しいブースは、自分だけのホイッスルを作ろう(9日のみ)や、昆虫の世界~実体顕微鏡で観る陸生&水生昆虫~、逆立ちゴマ。くるくるレインボーのように復活したものもあった。
以前は年2回実施されていたが夏のみの大会となり、初日は、10:00の開始前から並ぶ人ができるほどの人気となった。
エントランスホールでは、西陵中学校科学部部員10名による「意外な形の飛ぶモノ」と題して、種子の模型やジャイロリング、環状翼機を工作して飛ばして楽しんだ。
7つのブースが入る実験室は、常に混雑が続き、小樽消費者協会が出展する「廃油から石鹸を作ろう」は、毎回人気がある。各日75人分を用意し、次々と子ども達が訪れ、切れることがなかった。
回廊では、双葉高校奉仕活動部がストローで立体模型型を作ろうと夜光反射材入りストラップ作りを、同校生徒会は、昆虫の世界~実体顕微鏡で観る陸生&水生昆虫~の3つのブースを出展。
初ブースの昆虫の世界は、4台の顕微鏡がフル活動し、昆虫標本から自分が見たい昆虫を選び、20倍のレンズで覗き、肉眼では見えない毛などを、熱心に観察していた。その様子をスケッチして持ち帰ることもできる。
研修室では、折り染め工作や木で作るモビール、発泡スチロール球で分子模型を作ろうなど、工作ブースが並んだ。
同館学芸員によるブースも開設され、鈴木・能瀬両学芸員による「くるくるレインボー作り」が、子ども達に指導され、完成後に回して形や色が変わる様子に見惚れていた。9日(金)も10:00~15:30に、33ブースが出展して開かれる。
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