小学5・6年生が地元企業の職業を体験する、おたるワークステーションが、8月2日(金)の小樽歯科衛生士専門学校と小樽運河クルーズの職業体験を皮切りに、5日間の日程でスタートした。おたるワークキッズ主催。
子ども達が、地元企業で未来の職業を体験する同ワークステーションは、今年で14回目となり、様々な企業が、子ども達の職業体験の場に協力している。
今回は小学5・6年生65名の申込みがあり、大変人気のあるイベントで、抽選で30名を選び5コースに分かれて参加した。
初日は午前中に、6名の男女が参加し、小樽歯科衛生士専門学校で歯科衛生士の仕事を体験し、14:00からは小樽運河クルーズで、お客さんへの案内や乗船して船内案内を体験。
合同会社小樽カナルボートの新井俊也さんが講師を務め、お客さんに救命胴衣を渡したり、乗船案内や船内で説明する6つの橋を、1つずつ子ども達が担当した。
14:30発の便は2隻が出航し、一般客17名を乗せたボートに子ども達が乗り込んだ。
キャプテンが小樽の歴史や名所を案内しながら、約40分のクルーズがスタート。一番先に通過する月見橋を担当の子どもは、あらかじめ渡された原稿をタイミング良く読み上げた。少し緊張した様子も見られたが、お客さんからは、温かい拍手が贈られ、子ども達の自信に繋がった。
6つの埠頭や3つの防波堤、運河沿いの建物など、キャプテンは次々と説明し、子ども達は職業を体験しつつ、乗船を楽しんだ。
昨年も参加した男子は、「なんとなく橋の名前を覚えた」と話し、小学5年生の女子は、「スタッフになった気分になり楽しかった。また乗ってみたい。色々なことを学ぶことができ、参加できて良かった」と満足していた。
新井さんは、「子ども達に来てもらい大歓迎。子ども達に運河や海の魅力、仕事についても知ってもらえて嬉しい」と話した。
7日(水)は小樽海上保安部や小樽洋菓子舗ルタオ、11日(日)は増善木材商会で大工仕事、24日(土)は小樽警察署とつくし牧田、31日(土)は平野製パンとスポーツだいとうで職業体験を実施する予定。
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