全国35の硝子ショップが集結して第11回小樽がらす市(木村直樹実行委員長)が、7月26日(金)~28日(日)の日程で、中央通りから日銀通りまでの旧手宮線を会場に、おたる潮まつりと同日開催されている。
出だしからあいにくの雨模様となったが、全国から集まった硝子工房が軒を連ね、作家と直接会話ができる対面販売とあって、心待ちにしていた硝子ファンをはじめ、観光客や祭り見物客らが会場を行き来し、気に入った硝子を買求めていた。
涼しげな音色が響く風鈴トンネルは、長さ40mに巨大風鈴とともに約130個を設置。撮影スポットとして人気が高く、19:00からはライトアップして昼間とは違った雰囲気を演出。
ガラスアクセサリー工房SHiMA・SHiMA(奥沢3)では、マクラメ編み作家とのコラボペンダントやストラップ、ガラスに染み込ませたものとガラスに原液を入れたアロマペンダント。glasswork・fu-ga(奥沢3)は、小さな動物や人形をバーナーワークで創作。
KIM GLASS DESIGN(祝津)のスタッフが初出店した、Glass tripper(安藤悦志)/かつら(荒川かつら)。安藤さんは、「分厚くて温かみのある器やグラスです」と話した。
がらすあくせさりー・miyuki(幸3)には、カラフルな色の板ガラスやとんぼ球のペンダントやピアスがずらりと並んでいる。
5店の制作体験コーナーでは、太陽光でキラキラ輝くサンキャッチャー(SHiMA・SHiMA)、焼いた硝子のパーツを土台に飾りつけて磁石をつけるおしゃれなマグネット(硝子工房煌・札幌清田区)、思い思いの手描きの硝子絵(イメージ・グラス・色内1)など、作家の指導の下、ものづくりを楽しむ機会となっている。
地元企業協賛のグラスコンテストは、高島の北海道麦酒醸造株式会社のフルーツビールに合うグラスを、市内3工房が9作品を出展。来場者の投票でグランプリを決定する。それぞれに良いと思うグラスに一票を投じていた。終了後、抽選で1名に作品がプレゼントされる。
27日・28日に青空硝子工房を設置して、市内で活躍する硝子作家による吹き硝子のデモンストレーションが、13:30と16:30に見学でき、有料で吹き硝子体験もできる。
この他、硝子作品を色内広場のテント内に、グラスデザインコンテスト入賞作品が展示されている。
第11回小樽がらす市 旧手宮線
7月26日(金)12:00~21:00
7月27日(土)10:00~21:00
7月28日(日)10:00~20:00
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