北海道小樽未来創造高等学校(最上1・伊藤良平校長)建設科の生徒2名と担当教諭は、潮ねりこみに参加する悌団を華やかに彩る山車を、手づくりして完成させ、7月23日(火)にお披露目した。
日頃からものづくりに携わる同科に山車の依頼があり、課題研究の時間を活用して、同科3年の竹井祐人さんと宮下剛輝さんが、担当の押切吉紀教諭の指導の下、5月のGW後から、運びやすいように組み立て式の山車制作に取り組んだ。
アイディアを出し合い、意見をまとめるまでにも時間がかかったが、高さ1m82cm・横1m40cmと1m82cmの扉付きの組み立て式の山車を制作。
祭りらしさを出すために、色の違う提灯を飾り、昨年の文化祭でうちわ絵に使用した商業科の1年生が描いた天狗の絵を側面に使い、反対側の面に未来創造高校の文字と校章を描いた。
トラックの荷台に載せ、7月27日(土)に実施の潮まつりのねりこみに、山車として、同校悌団「小樽未来ひろげ隊」200名とともに町を練り歩く。
竹井さんは、「90点の出来。残りの10点は、来年、後輩がこの山車を受け継ぎ、さらに手を加え、100点にしてもらいたい」と話し、宮下さんは「提灯に電気を点けたり、電気・建設・機械・商業など、すべての学科が山車に関わることで、この学校の強さが出てくる」と期待した。
この山車は、後輩が引き継ぎ、年々バージョンアップさせ、卒業後も山車を見ることが、祭りの楽しみになるそうだ。
押切教諭は、「この形になる前に、案が色々と出たが、2人の考えがまとまった。そこで、部品も少なくい方法で、簡単に組み立てができるよう完成させた。なにより楽しそうに制作していた」と話した。
同校ねりこみ悌団「小樽未来ひろげ隊」は、27日(土)17:43スタートを予定している。