アフリカの伝統音楽とダンスを披露するジンバブエのグループ「ジャナグル」が、6月23日(日)13:00と15:00から、ウイングベイ小樽(築港11)1階5番街ネイチャーチャンバーでコンサートを開き、子どもから大人まで、大勢の観客を楽しませた。
2019年ジャナグル韓国・日本ツアーは、5月21日(火)にジンバブエを出発して、韓国・沖縄・福岡・高知・名古屋・札幌・士別・小樽・ニセコを訪問する40日間のツアーで、7月1日(月)に帰国する。
小樽では、ロース幼稚園を皮切りに、松ヶ枝中学校・閉校を記念して豊倉小学校・デイサービス・ウイングベイ小樽・ウエルカムパーティ。初開催のニセコでは、200名が集まり盛り上がった。
「ジャナグル」とは、ジンバブエの言葉ショナ語で「明るい月」「満月」の意味を持つ。
小樽出身の高橋朋子さんが、ジャナグルアートセンターの代表を務め、ツアーを企画引率している。
10回目の今回は、指導者も含めて7名が参加。13歳~19歳の女子1名を含む5名が、ンゴマ(ドラム)やポショ(マラスカ)などの伝統楽器を響かせ、ダチョウの羽をあしらった帽子やブッシュバック(動物)の衣装を纏い、アフリカの伝統音楽と迫力あるダンスの雨乞いの歌「マンデ」など4曲を披露した。
ダンスメンバーの自己紹介や楽器や衣装の紹介、ショナ語と日本語で童謡「ぞうさん」を歌い、ワークショップでは、参加希望の来場者もステージに登壇して、メンバーの手本を見ながら一緒にダンスを踊った。
市内在住の小学1年生女子は、「初めて観た。もっと観たくなった」と話し、母親は、「踊りが好きで、良く家で踊っているので連れて来た。迫力があった」と話した。
主催の小樽・ハラレ友好協会(新倉会長)は、アフリカのジンバブエのダンスグループ「ジャナグル」メンバーを応援しようと3年前に結成。
同会顧問の上林猛さんは、「10年関わってきて、市民にもジャナグルが浸透してきたと感じた。昨年、余市教育福祉村の公演で繋がり、ニセコで開催したところ、200人の観客で盛り上がった。毎年観ている方も初めての方も、リズム感が良く気持ちも高揚する。閉校を記念して豊倉小学校で開催する。今後も協力していきたい」と話した。
高橋さんは、「夢のように過ぎた10年。皆さんに支えてもらった。迫力あるダンスを披露し、楽しんでいただけたと思う。今後もツアーを続けたい」と話した。
同日、小樽運河プラザ(色内2)1階3番庫ホールで、ウエルカムパーティを開催。26日(水)10:30からは、豊倉小学校で閉校を記念してコンサートを開催する予定。
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