小樽市福祉部障害福祉課は、小樽市教育委員会と連携して、小樽市立稲穂小学校(富岡1)の6年生・69名を対象に、6月20日(木)手話の授業を実施。手話で自己紹介に挑戦した。

講師は、小樽ろうあ協会の米谷正会長、市職員の徳山さんが通訳した。
10:30~11:15は6年1組35名、11:20~12:05は6年2組34名の授業が行われた。
耳が聞えない人と会ったことがありますか?の最初の問いかけに、ほどんどの児童が会っていたことが分かった。耳が聞えないことは、分かりにくい障害で、誤解を招くことも多いという。
耳が聞えない人と話す時は、動きをよく見たり、顔を合わせて話すことが大切だとアドバイスした。
時計やテレビ・観覧車や飛行機、船などの特徴を捉え、身振り手振りで表現してみた。

児童は、「ありがとう」や「ご苦労様」を練習。積極的に授業に参加して手話への興味を示していた。
「図書館で手話の本を借りたことがある。手話の勉強になった」、「聞こえない人は大変だと思った」などと感想を話した。
大坂充校長は、「子ども達から、積極的に手話を覚えたい意欲が見えた。手話も言語だということについて理解が深まり、世界が広がったと思う。1度だけではなく、この経験を生かす場もあればと思う。新しいことを覚える気持ちの芽生えになってくれれば」と話した。
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