小樽市公設青果地方卸売市場(有幌町1)で、6月11日(火)7:30から、共和町産のらいでんすいかの初せりが行われ、2玉入り25ケースが持ち込まれ、昨年同様、特秀3Lサイズ2玉入りが、最高値30万円で競り落とされた。
共和町のすいか農家59戸(83ヘクタール)のうち3戸が、1月から越冬ハウスに種を蒔き、10日(月)に初収穫。翌日、札幌と小樽で初せりが行われた。
今年は、天候にも恵まれ、大玉で甘いすいかに成長。昨年よりも4日早い収穫となった。
同市場には、きょうわ農業協同組合・小林敦也課長をはじめ、生産農家の黒崎一則理事ら5名が訪れ、仲買人・買受人・市場関係者約20名が集まった。
初せりに先立ち、黒崎理事は、「今年も立派ならいでんすいかとなり、実がついてからの天候が良く、味・食感・糖度共に、満足のいくものができた。今シーズンも最後の一玉まで、小樽の皆さんい美味しいと言っていただけるよう、頑張って出荷します」と挨拶した。
市場関係者に初物のすいかが振舞われ、「甘い」の声が飛び交った。
本日の初せりでは、特秀3Lサイズ(2玉入り)30万円が1ケースをはじめ、秀3Lサイズ1万円・5ケース、秀2Lサイズ8,000円・15ケース、秀Lサイズ7,000円・4ケースとなった。
最高値がついたご祝儀すいかは、仲卸人の株式会社大果大共青果の協力で競り落とされ、南樽市場(新富町12番)の杉本青果店・服部青果店・岡本商店で、12日(水)9:00から振舞われる。
杉本倫一代表取締役は、「食べてみると美味しく、これからお盆に向けての売りのひとつとして期待している」と話した。
同すいかは、ハウス・トンネル・路地の3つで育てられ、ハウス物は、6月初旬に収穫が始まり、7月上旬にピークを迎え、7月20日頃まで。路地物は、7月下旬頃から出始め、お盆がピーク。8月20日頃から、最終種の収穫が始まり9月末まで続く予定だ。
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