中学生の英語力向上へ!新たな取り組み

 センター試験に代わる新制度「大学入学共通テスト」が、2021年1月から実施されるが、これまでのセンター試験になかった記述式問題の導入と、英語では4技能(読む・聞く・話す・書く)を評価するため、英語の知識を試すたけではなく、英語を使って問題を解決するより実践的な英語力が求められ、バランスよく使いこなす「将来使える英語」を身につけることを目指そうと、市内の塾講師が立ち上がった。
 
  小学生から大学受験までに対応した学習塾「進学塾SEED」(稲穂2)では、高橋翔塾長が、「社会の状況が変化する中で、中高入試が終わっても、自分で英語を使いさらに英語を学び、社会で使える英語を身に付けてもらいたい」と子ども達を指導。
 「小さい頃から英会話を習っていても、話す・聞くに偏った授業では、ネイティブの小学生並みの会話はすぐに出来るようになるものの、自分の意見を筋道立てて説明したり、社会問題について意見を述べるなど、大人の実社会でコミュニケーションをとることが出来るレベルに達するのは難しく、また逆に文法に偏った授業では、コミュニケーションの訓練が別に必要になる」と課題を指摘。
 中学生を対象に、英会話スクールBeHappy代表取締役・石井孝典氏が講師となり、どちらに偏ることもなく、しっかりとした知識的な裏付を前提に、コミュニケーションを通して英語を使いながら力をつける「英語4技能クラス」を、同塾で6月3日(月)に行った。
 石井講師は、覚えやすいように説明を加え、受講生の得意や苦手を察知して、「聞く・話す・読む・書く」のどれも欠かすことなく、伸ばしたいと指導した。