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個展は10年ぶりで、小樽では初めてとなり、これまで制作した作品約80点の作品の中から、31点をセレクト。女性をモチーフにした作品を代表するオーストリアの画家・グスタフ・クリムト(1862-1918)の「乙女(バージン)」を2年越しで完成させた大作や、搬入2日前に出来上がったオーストリアの画家・エゴン・シーレの「立っている少女」、ティファニーのランプを模写したものなどを展示。
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秋になると赤い実が印象的なナナカマドを、吉岡さんのセンスを活かしステンドグラスで表現。葉のグラデーションのガラスは、すでに生産中止のガラスのため、同じものの制作は不可能だが、赤いナナカマドの実は、自宅前のアトリエの釜で焼いたものを使用し、オリジナル感を創出している。
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パネル作品もさることながら、アメリカで購入した太陽のガラスをワンポイントに、「カーニバル」と名付けたランプなども展示。光とガラスの芸術を間近で楽しめ、同館でのステンドグラス展は珍しいと注目が集まる。
吉岡さんは、「市民をはじめ、ステンドグラスで生計を立てている人にも、ぜひこの機会に足を運んでもらいたい」とPRした。
吉岡正晴ステンドグラス作品展
5月29日(水)~6月2日(火)10:00~17:00(最終日16:00)
市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー1・入場無料
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