春の穏かな日差しに包まれた5月19日(日)9:30から、市民センター(色内2)マリンホールを会場に、民謡決勝大会(佐々木清志大会長)が盛大に開催された。日頃の練習の成果を競い合い、小学2年生から熟年まで5部に分かれて延べ75名がエントリーし、民謡独特の発声とこぶしが観客を魅了した。
小樽市文化団体協議会創立70周年記念、優勝旗争奪・全道明朝決勝大会選手選抜、第70回北海道民謡連盟小樽後志地区民謡決勝大会を兼ね、小樽後志民謡連合会が主催し、令和元年の今年は70回の節目となった。
最優秀賞には、「秋田船形節」を歌った安井靜穂さんが選ばれた。
まずはじめに主催者、来賓らが登壇して、開会式が開かれ、杉野忠勝副大会長による開会宣言の後、優勝旗返還、佐々木大会長の挨拶が行われた。
大会長は、「優勝を目指し、1年間厳しい先生の指導の下、研鑽を積まれ、民謡の素晴らしさを歌い上げてくれると期待する」と激励。
伴奏社中による開幕演奏で「出船音頭」が演奏され、記念大会の開幕を告げた。
相蘇貴子委員長をはじめ、土屋ミサ子さん・杉野忠勝さん・吉田星華さんの4名の審査員により、厳しい審査が行われた。
第1部の幼年・少年少女の部では、小学2年~小学6年の5名が出場。「綱引きばやし」や「北海浜節」などを堂々と歌い上げ、大きな拍手が贈られていた。
第2部は、北海道を代表する民謡の「江差追分」を小学2年~熟年の9名が競った。「江差追分」は、生活の中から生まれ歌い継がれてきた歌で、独特の節回しに特徴があり、観客の心を響かせた。
8月4日に小樽で5年ぶりに、北海道知事優勝旗争奪全道民謡決勝大会が開催され、本大会の上位入賞者9名が代表として出場する権利を得た。
優勝結果は次の通り
第1部 幼年・少年少女の部 安井栞那さん(小3)
第2部 江差追分の部 木内絵里さん(一般)
第3部 寿年の部(74歳以上) 小西秀明さん
第4部 熟年の部(66歳~73歳) 飯野信廣さん
第5部 一般の部(高校生~65歳)全国民謡の部 安井靜穂さん
北海道民謡の部 木内絵里さん
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