小樽天狗山ロープウエイでは、令和元(2019)年の5月1日(水)、天狗山山頂から初日の出を拝もうと、早朝にロープウエイの運行を特別に実施し、令和時代の幕開けを祝った。
小樽の日の出時刻4:31に合わせ、4:00から7:00まで12分間隔で運行し、9:24の通常営業を繰り上げて実施。
まだ薄暗い中、ロープウエイが山頂に到着すると、屋上や天狗桜横の景色が見渡せる場所に人々が集まった。
雨は降らなかったが、空は雲に覆われ、日の出時刻が過ぎ、新年号令和幕開けの運命の瞬間は、雲の切れ間から太陽の一部が僅かに見えただけだった。
それでも、少し焼けた空をバックに記念撮影する人など、令和の幕開けを意識しそれぞれの思いで過ごした。5:30頃で90名がロープウエイを利用して山頂を訪れた。
特別運行時間中に、ロープウエイ利用者先着200名にオリジナル絵馬と、全員にポストカードがプレゼントされた。
山頂のショップやスキー資料館、天狗の館も4:00から7:00まで営業を行い、温かいコーヒーや絵馬も550円で販売。願い事を書き入れるコーナーや令和の文字を持って撮影できるコーナーを用意した。
今年度の夏期営業に合わせてショップもリニューアル。小樽を起点としたブランドUNGA↑(ウンガプラス)と天狗山のコラボ商品も充実。トートバッグやファイルなどに真っ赤な天狗が付いている。
ご来光参拝者は、あいにくの日の出だったが、絵馬に願い事を書き入れたり、清々しい早朝の景色を眺めた楽しんでいた。
小学校からの同級生女子4名は士別・札幌から訪れ、「令和元年ということで、日の出を見に小樽へ来た。初日の出を見るのも人生初。雲があったけど天狗山に来て良かった。新しい時代の幕開け、みんなでがんばろうと思う。晴れた日に、ここからの日の出をまた見てみたい」と話した。