一正蒲鉾とパートナーシップ協定締結


水産加工物製造業の一正蒲鉾株式会社(本社・新潟市)と小樽市は、パートナーシップ協定を締結し、4月22日(月)10:00から市役所(花園2)2階市長応接室で締結式を行った。
同社・酒井基行北海道事業部長(札幌支店長)、同社北海道工場・宮嶋雅司工場長、迫俊哉市長、小山秀昭副市長らが出席。予め署名捺印した協定書を、酒井支店長と迫市長が手交した。
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この度の協定は、食育・観光振興・健康及びスポーツ・災害時の対応・シティセールスの推進などを連携協力し、魅力的で持続可能性の高い地域社会を創造することを目的に、相互に強いパートナーシップを構築していくことを確認するもの。
1965(昭和40)年1月創業の水産練製品の製造販売およびまいたけの生産販売を行い、かに風味蒲鉾「オホーツク」で知られる同社は、1976(昭和51)年に北海道工場として、小樽市での操業を開始。2012(平成24)年5月に、現在の銭函工場(銭函3)に移転した北海道事業部は、水産練製品の製造を行う北海道工業及び北海道地区の販売を行う札幌支店からなり、北海道事業の拠点となっている。
移転と同時に、小学生対象の工場見学を受入れ、パークゴルフ大会の協賛などを行ってきたが、さらなる地域貢献を進め、本市としても、日本を代表する同社と連携し、観光振興やシティセールスなど幅広い分野で、地域経済活性化のための取り組みを進めたいとした。
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迫市長は、「パートナシップの締結を新たなきっかけとして、公約のひとつの市民の健康寿命の増進を図ることを実現するために、健康・スポーツの推進、近年の異常気象の中での災害対応。国内外に及ぶネットワークを活用させてもらい観光振興や企業誘致などのシティセールス分野においても、同社との連携を維持しながら、まさに、協定の目的である、官民協働による魅力的かつ持続可能性の高い地域社会を創造していることをしっかりと認識し、これからの街づくりを進めていきたい」と期待した。
酒井事業部長は、「工場見学コースを充実させ、小樽市の小学生を食育の一環として受け入れている。5年前から、パークゴルフ大会を協賛させてもらい、43年・50年・100年と、小樽市とは付き合いを長く考え、さらなる関係を深めながらお互い発展して参りたい」と述べた。
この協定後、直近の事業として、おたる運河ロードレースに協賛し、本社が新潟にあり、北前船と関係が深いことから、北前船寄港地フォーラムでの協力を募る。新たな取り組みについては、相談しながら進める予定。
一正蒲鉾株式会社HP
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