4月18日の発明の日を含む15日(月)~21日(日)の科学技術週間に合わせ、協賛イベント「家庭でできるブラックアウト対策」が、21日10:00から12:00まで、小樽市総合博物館(手宮1)2回研修室で行われ、親子23名が参加した。
昨年9月に発生した最大震度7の胆振東部地震の影響で、北海道が広範囲に渡りブラックアウト(長時間停電)に見舞われた。
そこで、小樽少年少女発明クラブ指導員・佐藤郁雄さんが講師を務め、予期せぬ長時間停電や災害に備えるための知恵を伝授し、空き瓶を活用したロウソクのカンテラ作りを実施した。
はじめに、電灯がつかない・電話が使えない・テレビが見られないなど、停電すると生活にどんな支障をきたすかを話し合った。
佐藤さんが持参した電気を貯める鉛蓄電池やアルカリバッテリー、ガソリンで動く非常用発電機を紹介。エアロバイクのペダルを漕ぐことで電気を起こす機械は佐藤さんの自作で、参加者はペダルを踏んで発電させ、電灯がどれだけ点くか体験した。
太陽光発電(独立型)は、ソーラーパネルに太陽光があたると発電、コントローラーに繋ぎ、バッテリーに蓄電する仕組み。それをインバーターで変換すると、家庭でも電気として使うことができる。
カンテラ工作では、空ビンを火屋にして、小さめの深皿をロウソクの受け皿に使用。アルミ線でロウソクが動かないよう受け皿の支えを参加者で作った。火の取り扱いには十分注意するよう伝え、外に出て、ロウソクを灯してカンテラの完成を喜んだ。
佐々木陽菜乃さん(小5)は、「ブラックアウトにはランプがあればと思い参加した。話は少し難しかったが勉強になった。カンテラはレトロな感じがして、明るくて便利だと思う」と話した。