宝塚歌劇団員の養成所・宝塚音楽学校(兵庫県宝塚市)に、小樽潮陵高校の樽見楓南さん(17)が、超難関を突破して見事合格。憧れのタカラジェンヌに一歩近づいた。
樽見さんは、昨年10月28日(日)開催の小林久枝バレエスタジオ35周年発表会が終わった頃、本屋で見た同音楽学校のポスターがきっかけとなり、5ヶ月間声楽を学び、3月21日(木)からの試験に初挑戦し、28日(木)に合格を手にした。
道内からは19名が受験し、合格者は樽見さん1人だけで、2年ぶりの合格者輩出となった。2年間、歌やダンスレッスンを受けながら、向陽台高等学校の通信制課程に転入し、勉学にも励む。
同タジオでは初快挙となり、小林代表は、「小さい頃から頑張り屋で、休まずに練習に来ていた。向上心も強く、素直さも上達の秘訣。これからは、頑張り過ぎずに一歩一歩進んでもらいたい。応援している」と話した。
4月8日(月)14:30からは、市役所(花園2)市長応接室を訪れ、報告会を行った。
すらりとした長身の樽見さんは、男役のために魅力的なショートヘアに変身。4歳からバレエを始め、13年間お世話になった同スタジオ・小林久枝代表と講師の真弓氏とともに、出席。
迫俊哉市長は、「立派なスターを目指し、日本を代表するタカラジェンヌになってもらいたい」と激励した。
樽見さんは、「日本舞踊やタップ、芝居の勉強も楽しみ。舞台で活躍する人になりたい。嬉しくて、他のことは考えられない」と今の気持ちを述べた。
宝塚歌劇団の公演は、小6と中3の時に札幌で観て、歌が良く響く印象的な花組のトップ役に憧れていたという。4月12日(金)に小樽を出発。18日(木)に入学式が行われる。
◎宝塚音楽学校HP