小樽市内の南樽市場(新富町12)の脇を流れる勝納川に、春を告げる鯉のぼりが、4月7日(日)にお目見えした。
この鯉のぼりは、若松二丁目会(伊藤政一会長)が中心となり、春の風物誌として、今年で17回目の設置となる。近隣幼稚園や保育園児をはじめ、市内外から川に泳ぐ鯉のぼりを見ようと、たくさんの人が訪れている。
毎年4月の第2日曜日と決めているが、今年は第1週の7日(日)に、町内会員や近隣の会社から女性5名を含む20名が、9:00から、眞砂橋を挟んだ約400mの区間に、大漁旗60枚を含む約380匹の鯉のぼりを、38本のロープに吊るすなどの設置作業を行なった。
風が吹く度に、一斉に大漁旗がはためき、鯉のぼりは泳ぐように揺れ、訪れた人々は、その光景に足を止めて見入っていた。
毎日、町内会員が交代で巡回し、外れて飛んでしまった鯉のぼりを片付けたり、新たに吊るしたりとメンテナンスを行なっている。
鯉のぼりを見ていた子ども達から、「綺麗だね!可愛いね!」と声がかかり、「頑張ってください」と元気付けられることもあり、それが継続する力になっているという。
鯉のぼりは毎年寄贈があり、今年は、祝津の漁師から大漁旗が贈られ、それも設置されている。
伊藤会長は、「55歳の時から始め、欄干を乗り越えた時に、年を取ったなあと感じた。見に来てくれる人に元気づけられ、ここまで続けてきた。今年も例年通りの設置ができたと思う。来年への設置に備えて段取りが大事です」と話した。
5月5日(日)端午の節句には、町会関係者が集まり、鯉のぼりと桜を見ながら花見を実施。この鯉のぼりは、5月12日(日)まで観られる。
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