小樽市は、4月3日(水)11:00から市役所(花園2)2階市長応接室で、迫俊哉市長定例記者会見を開いた。
市長は、第1回定例会が3月14日に終了、議案すべてが可決し、初めての通年予算を行ったが、財政状況の改善は待ったなし。4月1日付けで一斉に人事異動を行い、建設部にまちづくりに関する組織に新しく新幹線・まちづくり推進室を設置、産業港湾部では、港湾室の体制を見直し、港湾計画改訂及び3号埠頭再開発をしっかり進め、各関係機関との調整を行うため、港湾担当部長及び担当主幹を配置して体制を強化。福祉計画の策定についてもそれぞれに担当主幹を配置した。
退職者の後任の補充については、内申書に基づき、適材適所の考え方のもとで配置したことを報告した。
また、GWは開庁しないこととし、医療機関の休診については、保健所が調べ新聞折込等で通知する。子どもの預かりが必要な場合は、小樽ファミリーサポートセンターを利用できるため、早めの問合せを呼びかけた。
また、政治姿勢のひとつに「対話」を掲げ、市民の意見を反映させ、多くの市民が納得のいくまちづくりを進めることを目的に、3回の市民と語る会、移住者とのフリートーキングを開催。Otaru Scrum Meetingでは、経済界の方々と外国人観光客をテーマに語り、まちづくりのヒントを探している。
市役所から、風疹抗体検査勧奨とこども医療費拡大について、風疹患者の増加と個別通知による風疹抗体検査勧奨についての報告があった。
2018(平成30)年11月以降、風疹患者が増加し、3月24日現在23名(男10名・女13名)、年齢別では、男性の半数は30歳代、女性は11名が20~30歳代。若い世代の患者発生が多い。
今年に入ってから、道内の患者数は20名。そのうち、本市では16名と約80パーセントを占め、妊娠中の人が掛かると、心臓病や高度の難聴が発生することから注意が必要。
2014(平成26)年度から妊娠を希望する女性やその夫を対象に、風疹の抗体検査を実施しているが、風疹患者増加の対策として、20~30歳代の女性(8,651名)に対し、風疹の抗体検査を進める通知を個別に送る予定。検査を実施している医療機関で無料で受けられる。
◎小樽市保健所(注意喚起)風しん患者が複数発生しています
4月から入院の医療費を中学生までに拡大。2019(平成31)年4月から中学生(1~3年)が入院した場合、課税世帯は1割負担、非課税世帯は初診時に一部負担のみとなる。
新しい受給者証は7月に届くため、4月から7月までは、入院の医療費を病院で3割負担し、市役所で手続きを行い助成額を受け取る。8月以降は、受給者証を病院に提示。この件に関し、中学生の保護者には新学期に案内を配布し、周知を図る。
◎後期高齢・福祉医療課〜こども医療費助成制度
次回の定例記者会見は、4月26日(金)11:00を予定。