3人の大人が集う”SONOGO 展”が、3月27日(水)から31日(日)まで市立小樽美術館(色内1)市民ギャラリー1で開催中だ。
メンバーそれぞれの名前一字をとって名付けた絵画グループ百寿満卓光信展が前身となり、代表の岩下寿男氏が亡くなり解散し、再結成したグループで、その後の作品を楽しんでもらいたいと、2回目となる同展を開催。
高校生の頃は、年間100本もの映画を見るほどの映画好きな大渡卓さんは、これまでのフリーハンドから、コンパスと定規を使って円と直線で5点の作品を発表。制作には3ヶ月ほど費やし、円と線が取り持つ不思議な世界をフェルトペンやアクリル絵具で描いた。
核戦争のパロディ映画「博士の異常な愛情」(1963年)の核爆発のシーンからイメージした作品を2点発表し、これまでの作風をがらりと変えている。
フランス語の先生の高橋百代さんは、度々フランスへ出かけ、水彩で描いたフランスの心象を交えた風景画を発表した。
近藤満子さんは、今年もタペストリーを並べ、子どもの浴衣の帯・三尺を使った「浜辺の波」や、正月の玄関飾りを帯に付けて帯締めやかんざしをあしらった「初春」、外国の木をモビールにしたり、日常で沸いたイメージを作品に表現している。
庭の蓮や紫陽花を題材に、お祝いにもらった花束はドライフラワーにして作品にと、個性的なオブジェが並ぶ。
大渡さんは、「2人の絵もオブジェも昨年とは違う部分を、ぜひ見てもらいたい」と話した。
SONOGO 展 3月27日(水)~31日(日)10:00~17:00(最終日16:00)
市立小樽美術館(色内1)1階市民ギャラリー1 入場無料
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