小樽市議会(鈴木喜明議長)の予算特別委員会(濱本進委員長)が、3月7日(木)、市役所(花園2)第2委員会室で開催され、8名の委員の質疑が行われた。
中村吉宏委員は、中心市街地再々開発について質問。
JR小樽駅前広場の歩車分離や老朽化した駅前第一ビルの立て直しなどが課題となっている同再々開発だが、新年度に市は、建設部に室を新組織として立ち上げ、「景観まちづくり」「企画調整・市街地整備」「地域公共交通」「新幹線・高速道路」の4つのグループを配置する体制強化を行った上で、同再々開発については、企画調整・市街地整備グループで対応する考えを示した。
また、同再々開発に国庫補助を受けるためには、立地適性化計画の策定が必要であることが説明され、コンパクトなまちづくりを行うために、一定のエリアに市民の居住を誘導し、医療・福祉施設や子育て支援施設、商業施設などの都市機能を配置していくといった、市全域を対象とする計画であり、中心市街地という一部のエリアの再開発に対し、全域的なまちづくり計画が必要なことが明らかになった。
市は、同計画の策定には、「他都市の例からおよそ2〜3年の期間が必要」との見解を示した。
予算特別委員会の最終日である7日は、委員の質疑終了後、同委員会に付託された議案について採決を行ったが、新年度予算案のほか全ての議案が可決された。
◎国土交通省HP 立地適性化計画
◎H310307 予算特別委員会1(youtube)
◎H310307 予算特別委員会2(youtube)
◎H310307 予算特別委員会3(youtube)