小樽市消防本部は、3月7日の消防記念日に合わせ、長年に渡り火災予防や消防水利除雪等に協力した13名を表彰した。
消防組織法が1948(昭和23)年3月7日に施行され、消防が警察から独立し自治体消防として新たに出発した。これを記念し、1950(昭和25)年、広く国民に地域を災害から守ることへの理解と認識を深めるために、消防記念日を制定。全国各地では、様々な行事が行われている。
9:30から消防庁舎(花園2)6階講堂で、同記念日に関連した表彰式が開かれ、受賞者をはじめ、迫俊哉市長・土田豊和消防長・鈴木喜明市議会議長・阿部芳郎消防団長・小樽市少年婦人防火委員・町会会長らが出席。
市長表彰では、火災予防に協力した女性防火部部長を20年以上務める塩谷緑ヶ丘町女性部の内山八千代さんと、消防水利除雪に10年以上協力した大川彰紹さん他3名に、賞状が贈られた。
消防庁表彰では、火災予防に協力した手宮町内会女性部防火部部長の又村悦子さんら4名に賞状が贈られた。
少年婦人防火委員会委員長表彰では、天神町会女性防火部部長を10年以上務める塗師京子さん他3名に賞状が贈られた。
迫市長は、「長年に渡り尽力していただき深く敬意を表する。安心して暮らせる町づくりを実現するためにも、地域防災組織や消防団との連携はもとより、市民ひとりひとりの理解と協力がなければならない。今後とも、地域の防災活動の推進に協力していただきたい」と述べた。
幼年消防クラブ指導者として5年以上在籍する小樽四ツ葉園あおぞら保育園・田中都木子園長は、「園の近くにある勝納の消防署には、勤労感謝の日に合わせ、消防署員の方々の仕事の様子を見学させてもらい、避難訓練を定期的に実施して、防火に対する意識と大切さを園児達にも身につけてもらいたい」と話した。
同市の火災の状況は、2018(平成30)年、32件の火災件数と死焼者1名で、一昨年と同じ件数だったが、今年に入り1月31日3名・2月1日1名が亡くなっている。
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