小樽市議会(鈴木喜明議長)の予算特別委員会(濱本進委員長)が、2月28日(木)、市役所(花園2)第2委員会室で行われ、8名の委員による質問が行われた。
髙橋龍委員は、新年度予算案に306万円計上されている「ふるさとまちづくり協働事業」について質問を行った。
同事業は、公益性の高いまちづくり事業を実施する団体に対し、30万円を上限に助成金を交付する制度で、2009(平成21)年度から行われている。助成金の財源は、小樽ファンが支えるふるさとまちづくり寄付金を活用。
担当課長は、「過去5年間について応募件数は、最大20件・最小12件であり、傾向としては減少気味。
事業内容は、地域活性化イベント型、芸術・文化・音楽関連イベント、福祉・教育関連イベント、子育て・青少年を対象としたもの、公園の植栽など幅広い分野にわたるが、地域活性化イベント型の割合が最も高い」と説明した。
また、「事業開始当初の目的と現状に乖離がないか」との質問に対し、「当初は、主に建設関連のまちづくり事業、歴史的建造物・街並みを対象とした事業を想定して始めたが、現状は、広い意味でのまちづくり活動全般の分野で事業が採択されている。分野を限定しないことで、さまざまな活動をバックアップ出来ていると考える」と答弁した。
団体に対する市の協力体制については、応募内容に該当する部署が聞き取り等行い、手続きの有無や法令上の要件等の調整などを行っており、事業終了後の報告会でブラッシュアップのためのアドバイスも行っているが、開始から10年経過することからも、制度の改善点などを検討していきたいとした。
◎小樽市HP ふるさとまちづくり協働事業
◎H310228 予算特別委員会1(.youtube)
◎H310228 予算特別委員会2(.youtube)