2月20日(水)朝、海岸をニシンの産卵で白濁色に染める群来(くき)が到来し、まだ雪深い小樽市に春を告げた。
ニシンの群来は、市内船浜町から張碓町の海岸線数キロを白濁色に染める大規模なもので、市内の高台からも散見できた。
この海岸線に沿って走る午前10:00小樽駅発のJR快速エアポートの車内からも、海の不可思議な自然現象が観察された。
ホウムラ氏提供
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冬の静かな海が乳白色に染まり、普段は海底までもが透き通っているが、この日は海岸線に沿って大きな帯状の群来が見られた。
この群来は、かってニシン漁で賑わった小樽を彷彿とさせるが、漁協による稚魚の放流などの活動が実り、この10年間は、毎年見られるようになっている。
脂の乗ったニシンの刺身は、小樽ならではの美味だが、これからこの春ニシンが市内の市場に並び、市民の食卓を賑わすことになる。
◎海が真っ白に! 北海道小樽の海岸で「群来」(ANN)
◎ニシン大漁の予感 小樽沿岸で群来確認(北海道新聞)
◎海岸線が白く染まる…春告げるニシン 小樽市に来遊 産卵活動で「群来」 今季初めて確認(UHB)
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