小樽市(迫俊哉市長)は、2月1日(金)から5日(火)まで、小樽港入港を希望していたミサイル巡洋艦「USS ANTIETAM(アンティータム)・CG-54」から、1月29日(火)付けで入港を取りやめる旨の通知があったことを発表。
同じ日程で入港を希望していた掃海艦「USS CHIEF(チーフ)・MCM-14」も、1月24日付けで入港を取りやめる通知があり、希望していた3隻のうち2隻の寄港が中止となった。
8日(金)から12日(火)まで、岸壁手配を希望している揚陸指揮艦「USS BLUERIDGE(ブルーリッジ)・LCC-19」については、1月30日(水)時点で、船舶代理店を通じて岸壁手配はなく、今後の対応は、後日、市のホームページで知らせるとした。
1月に入り小樽港長(小樽海上保安部長)から小樽港湾管理者(小樽市長)に、相次ぐ米国艦船の寄港の要請があり、社会民主党北海道連合等の各団体は、市に反対要請を提出していた。
ブルーリッジは揚陸指揮艦。全長193.6m・喫水10.1m・全幅33m・排水トン数19,200トン・マスト高56m・1日最大上陸人員1,060人。直前の寄港地は韓国釜山港で、小樽港へは1980(昭和55)年以来、10回目の寄港となる。 船の長さと喫水から、接岸可能な岸壁は、勝納ふ頭1番バース・中央ふ頭4番バース・港町ふ頭3番バースの3ヶ所のいずれかになる。 1月31日(木)にバース会議が開かれ、今後の行方に注目が集まる。