国際的ヴィオラ奏者・今井信子氏を講師に、今年で最後の合宿が始まった第15回ゆらぎの里ヴィオラマスタークラス2019は、小樽・札幌で9つの演奏会を予定。弦楽器・ヴィオラの独特な音色が、来場者を楽しませる新春コンサートとして定着していた。
1月8日(火)13:30から、杜の広場(稲穂2)を会場に、杜のつどい(菊田繁幸会長)訪問演奏会が開かれた。ゲスト卒業生の神原玲奈さんや6回連続出演でカーティス音楽院(アメリカ)留学中の鈴木慧悟さんら9名の受講生によるヴィオラ演奏会に、楽しみにしていた会員約80名が訪れた。
いつもの会場がコンサート会場に早変わりして、力強く深い音が間近で広がり、貴重な演奏会を楽しんだ。
筝曲を代表する曲のひとつ「春の海」でオープニングを飾り、ヨハン・ゼバスティアン・バッハの鍵盤のための曲を10曲と、バルトーク・ベーラの民謡が元になっている5曲を演奏。1曲ごとに拍手が沸き起こった。
アンコールでは、スターウォーズメドレーを演奏した。来場者は、聞き覚えのある曲に聞き入り、最後の演奏会を名残惜しみ、「素晴らしかった」と大きな拍手を贈った。
同会・釜野春代副会長は、「パワーを沢山いただけたと思います。これからの活躍を祈っています」と感謝した。
演奏を終えて、神原さんは、「ヴィオラを始めて1年目で訪れ、皆さんに育ててもらった。サポートしてくれて良い経験になった。今回で最後となり心寂しい。培った知識を次の世代に伝えたい」と話した。
鈴木さんは、「最初に参加した頃は高校生で今年で6年目。皆さんちゃんと聞いてくれて、楽しく演奏できた。ここでの演奏会が新年を迎え1年が始まった」と振り返った。
《入場無料》
朝里クラッセホテル2Fナパイア
1月10日(木)18:00 朝里クラッセ・サロンコンサート
1月11日(金)17:00 スペシャルブーケコンサート
小樽市民センター・マリンホール
1月13日(日)11:30 ランチタイムコンサート「台湾の仲間たちを迎えて〜Viola Space Taiwa」
《一般前売2,500円・当日3,000円、高校生以下500円》
札幌コンサートホール「Kitara」小ホール
1月12日(土)13:30 ニューイヤーコンサート in 札幌
小樽市民センター・マリンホール(学生券は当日会場で販売)
1月14日(月・祝)15:00 グランドフィナーレ「ドン・ジョヴァンニ」
◎第15回ゆらぎの里ヴィオラマスタークラス2019
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