様々な問題で学校へ行けない子ども達がもっと自由に学べる居場所を提供しようと、おたるエデュケーション(竹生美幸代表)を、平成30(2018)年9月1日に発足した。
これまで、小樽市生涯学習プラザレピオ(富岡1-5-1)を会場に、月2回のペースで活動を実施。小学生から16歳までの男女のべ19名が参加して、読み聞かせやおしゃべり、レジン制作体験などを行なっている。
学校へ行けない子どもや学ぶ機会を逃がしている子ども1人1人が、自ら学び自立するために、多様な学びの場を用意することを目的としている。
代表の竹生さんと副代表の中田喜代美さんは、不登校の子どもを持つ親だからこそ気付くことも多く、事務長の中川めぐみさんとともに、子ども達が学校や家庭以外でも安心して過ごせる居場所を作ろうと活動を開始した。
子どもを主体とした学びができ、保護者と子どものネットワーク作り、地域が守る啓発活動、研修会を企画する活動を続けている。
また、青少年ホーム祭やピンクリボンファミリー主催の啓発活動の催しから依頼があり、レジン販売と体験コーナーを担当。小樽ソーシャルワーカー連絡協議会のあるシステムづくり部会では、取り組みを発表するなど、活動の幅を広げている。
月2回の活動では、申込不要で、参加できる時に得意なものややりたいことから始められ、自信つくよう応援。また、親同士の話し合う機会を提供している。
竹生さんは、「不登校=勉強したくないではなく、充分力をつけられる子ども達に、学べる環境を用意することが、私達大人の役目」と語り、中田さんは、「不登校になることで閉ざされた状態から、出会いのきっかけを作りたい。不登校は問題行動ではないと、子どもにも気づかせ、地域の大人の意識を変えることも必要」と強調した。
年内の活動は15日(土)をもって終了しているが、年明け1月は7日(月)・19日(土)、2月は4日(月)・17日(日)で、いずれも13:00~16:00、同レピオで開催を予定。
2月17日は、「ちょっとゆる~く語る会」を開き、現状報告や体験発表、グループトークなどを予定している。
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