小樽市文化祭実行委員会主催の平成30年度第69回小樽市文化祭”伝統フェスティバル”が、文化の日の11月3日(土)13:00~17:00、小樽市民会館(花園5)大ホールで開かれた。約600人が来場して文化の日に相応しい時間を過ごした。
同館ロビーには小原流小樽支部によるいけばな。ステージでは、箏と尺八の小樽三曲会、長唄の長唄彌三文会、詩吟の小樽しりべし岳風会小樽支部・稲翠流詩吟旭玲会、日本舞踊の藤間流扇玉会正派若柳流若力会・吉松派若柳流旭甫会の8団体が集結。4歳から大人まで約100人が出演し、日頃の練習の成果を発表した。
子ども達が、伝統文化に触れ体験することで、豊かな人間性を養い育てることを目的に、文化庁の事業を活用した伝統文化親子体験教室も含めて、発表会が行われた。
小原流の伝統文化親子体験教室に通う小学1〜6年生10名が、ロビーにいけばなを展示。6月から受講し、8回目の教室となる今回の展示で、思い思いの花をバランス良くいけた作品が並んだ。
ステージでは、華やかな発表会が進められた。同三曲会では、4歳から修了生までが一緒にキラキラ星や夕やけこやけ変奏曲を箏で演奏。伝統楽器の優雅な音色が会場に響いた。詩吟や長唄を交え、来館者を楽しませた。
最後は、同扇玉会による、幼稚園年中から小3までの幼い子ども達が、愛らしく踊る「はなよめにんぎょう」などを披露。最後は、同会の出演者全員で、「さくらさくら」を踊り、多くの拍手が贈られたいた。
同会に、2・3ヶ月前に入会した小3女児の母親は、「緊張していたみたいだが、上手にできたと思う」と話した。
小樽市文化祭は、9月27日(木)の市展を皮切りに、13団体の発表が市立小樽美術館(色内2)で開かれ、4日(日)まで、写真市展・ユース展が開催中。7日(水)から11日(日)までの和紙ちぎり絵展が最後を飾る。