文部科学省による大学の世界展開力強化事業として、TTT(タクミ・トラベル・ツアー)アブロードアカデミー(高橋匠美代表)が、ロシア・サンクトペテルブルグ市で観光セミナーを初開催する。
高橋代表をはじめ、小樽商科大学グローカル戦略推進センター学術研究員・高野宏康氏、はこだて未来大学メタ学習センター准教授・辻義人氏、ウラジオストクに留学経験のある同大4年生・山保直之さんが、12月1日(土)~9日(日)に渡航。4日(火)にサンクトペテルブルグ国立大学で同セミナーを実施するほか、サンクトペテルブルグ映画テレビ大学や同テレビ局を訪問し、番組収録も予定している。
今回のセミナーは、主に学生が対象で、将来日本を訪問したい人・ビジネスや観光に興味のある人などに、日本文化の魅力をロシア語でプレゼンテーションし、札幌・小樽・函館について、映像と共に魅力を紹介。旅先で使える日本語会話レッスンやお茶とお菓子を振る舞うお茶会、日本に興味のある留学希望学生への相談会等を予定している。
同大・国際ジャーナリズム学部を2011(平成23)年に卒業している高橋代表は、13年間海外で過ごし、2014(平成26)年に帰国。ダンサー・バレエ教師、英語・ロシア語講師、ダンス&エクササイズインストラクター、モデル、ロシア語通訳など、小樽を拠点に幅広く活動。今年3月には、国際文化交流イベント「ロシアバレエ&歌とダンスの祭典」を行い、ロシアと日本の友好に力を注いでいる。
今年8月末、北海道とサンクトペテルブルグは、観光や医療・教育など、広範囲な分野で交流を強化することを確認し合い、本格的な交流がスタート。
高橋代表は、「日露関係及び、サンクトペテルブルグと北海道の架け橋となる人材育成の一助になれば」と意気込み、「母校の同大で、日本の観光セミナーを行えることを、とても誇らしく思う。歴代のロシア大統領の母校でもあり、歴史ある大学で、日本をPRできることは喜ばしい。最大限の努力で北海道をPRをし、日本をさらに好きになってもらえるよう、メンバーと一緒に力を合わせたい。日本に来たいと思う学生が増え、日本語に興味を持ってもらいたい」と話した。
11月27日には、最終打合せを行い、紹介する内容や流れを確認した。
◎日露経済協力・人的交流に資する人材育成プラットフォーム
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