小樽市は、社会福祉法人小樽市社会福祉協議会(野坂和弘会長)と、一般社団法人小樽青年会議所(=JC・山本秀也理事長)と、それぞれ災害時に関する協定を結び、11月20日(火)11:00から市役所(花園2)2階市長応接室で締結式を開いた。
野坂会長や山本理事長をはじめ、関係者10名が出席する中、協定を結んだ。
社協の「災害時におけるボランティア活動に関する協定」は、災害ボランティア活動における相互協力体制等について締結し、本市災害受援体制の強化を図るもの。一方、JCの「災害時及び防災活動の協力に関する協定」は、災害における相互の支援・協力体制等について締結し、本市災害応急活動体制の強化を図るもの。
7月24日には、社協とJCの間で「災害時及び防災活動に関する相互協力協定」を締結している。
迫俊哉市長は、「協定の締結を通じ、ボランティアセンターの開設について要請。社協の皆さんには直ちに設置してもらい、JCの皆さんには、同センターへの人員の配置を含め組織力を活かした応援体制をとっていただく。これで、三者のネットワークが完結したわけで、このネットワークを活用しながら、市全体の防災の強化を図り、防災に強いまちづくりを進めたい」と期待を寄せた。
野坂会長は、「災害の発生を予測する技術も研究されているとはいえ、災害はいつどこで発生するか分からない。万が一に備え、様々な組織が円滑に協力できる体制作りは大切なこと。先の地震の際、JCや北海道社会福祉協議会と締結した協定に基づき、市内の避難所や大きな被害を受けた厚真町へ、それぞれ職員を派遣。本日の協定により市民の皆さんが、安心安全に暮らすことができるまちづくりへ一歩近づいたことを喜ばしく思う。普段から努力することを誓う」と述べた。
山本理事長は、「7月に社協と協定を結び、本日市と協定を結んだ。災害が多いと感じ、いつ何が起こる分からない。協定をもとに、災害時はもとより平時から顔が見える関係を構築して、小樽に活動する団体として、精一杯邁進することを誓う」と述べた。
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