9月6日(木)03:08、北海道胆振地方に震度7の道史上最強の激震が襲った。
未明の深夜3:00過ぎに突然の激震に襲われた道内では、厚真町に大規模な土砂崩れが発生。死者や不明者が次々に判明。救助作業が夜を徹して行われ、夜が明けるとともにその惨状が拡大している。
道内首都の札幌でも道路陥没や液状化現象が発生。被害が拡大している。
この地震で、北海道電力の5つの発電所が一斉に電源が落ちて停止するブラックアウトが起こり、道内が一斉に停電にみまわれている。
このため空や陸の交通機関をはじめ、商業施設や各商店、物流など経済活動にも大きな影響を与えている。
小樽市は、震度4だったが、深夜の強烈な揺れに、市民は叩き起こされ、そのまま余震とともに朝まで眠れぬ夜を過ごした。地震発生と同時に、市内一帯は停電となり、7日昼に入って、ようやく一部復旧が始まった。
このため、小樽と札幌、新千歳空港を結ぶ基幹のJR函館線、JRバス・中央バスなどの各線が電源喪失の信号機の停止により運行を見合わせており、小樽市は陸の孤島となっている。
小樽市(迫俊哉市長)は、この緊急事態に対応するため、災害対策本部を立ち上げ、市内に7箇所の避難所を設置して、市民の各種要望に応えることにしている。その後、対策本部は連絡事務局に格下げされた。
7日現在、市内も人的被害や建物損壊などの報告は上がっていない。
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