9月6 日(木)午前3:08に、胆振地方中東部を震源とするマグニチュード6.7の地震で、厚真地方では、震度7の揺れを観測していたことが分かった。
安平町では、最大震度6強。家屋の崩壊や土砂災害に注意を呼びかけ、詳しい被害の状況を調べている。
小樽市内では、震度4を観測し、3:30に、市役所(花園2)消防庁舎6階講堂に、小樽市災害対策連絡室を設置した。
道内最大の苫東厚真(トマトウアツマ)火力発電所が地震で停止し、道内で大規模な停電が長引いている。
市内の道路では停電のため信号機が作動できず、JR小樽駅前の交差点では、警察官3名が出動し、通行を指示した。
同駅では、駅舎内を閉鎖して、駅員が屋外で、始発から全運行の中止を伝え、訪れた利用者に対応していた。復旧の目処はたっていない。
新千歳空港では、ターミナルビルの天井の一部が壊れたため、新千歳発着のすべてに欠航を決めた。
いつもは、観光客で賑わう同駅近くの三角市場では、停電のため真っ暗となり、閉店を強いられた。
野菜や食品を取り扱う店舗の女性は、「停電でなにもできない。冷蔵庫の野菜も心配。こんなことは初めて」と不安そうに話す。
この女性はマンション住まいで、地震とともに停電となり、ライフラインが寸断。近くの公園で水を汲む人の姿を見たという。
北海道中央バスも、信号機が作動していないため、安全を確保できないと全線運行を中止。小樽市立病院では外来を中止し、透析の人や薬が切れた人に対応している。
全道1,323校の小中高校の臨時休校を決め、市内の稲穂・忍路中央・奥沢小学校の修学旅行の延期を決めた
市内のスーパーやコンビニも品薄状態となり、マックスバリュー手宮店では、店舗内を閉鎖し、入口付近で、おべんとうとおにぎりのどちらかとお茶のみの販売を行った。
ドラックストアでは、9:00の開店前から長蛇の列ができ、正午過ぎにも、まだ列を作り並んでいた。
セブンイレブン花園店では、12:00過ぎにおにぎりやパン類は完売。おやつ等が少し残っているだけで飲み物の販売も行われていた。
文学館・美術館・博物館・図書館も休館。市役所では、所得課税証明書、納税証明書、評価証明書等の税に関する各種証明書の発行ができず、別館1階の指定金融期間窓口及び会計課窓口での現金等の取扱もできていない。
さらに、一部断水している地区もある。