迫市政スタート!「信頼されるリーダーに」職員へ就任挨拶

 8月27日(月)9:50、小樽市役所を早期退職し、1年8ヶ月ぶりに市のトップとなって初登庁した迫(はざま)俊哉市長は、大勢の職員の「お帰りなさい」の声に迎えられ、市役所市長室に入り、迫市政をスタートさせた。
 選挙管理委員長が待つ議会応接室で、当選証書を受け取った迫市長は、「しっかりと重責を担っていきたい」と話した。
 この後、市長室で、「これまで仕えてきた歴代市長と、この部屋でいろいろな打ち合わせをしてきた。先輩市長に負けないように市政に関わっていきたい」と話し、市長職務代理の総務部長から事務引き継ぎを受けた。
 11:30から行われた就任記者会見では、昨年の12月から不在となっている副市長人事について、「まだ副市長の選任について思い至ってないが、早急に片づけなければならない課題」と話し、時期や登用を庁内外いずれにするかなどできるだけ早く決めたいとした。
 また、職員人事については、必要最小限であるかもしれないとし、中断している港湾計画については、進めていく考えを述べた。

 13:00から行われた職員への就任挨拶で、迫市長は、「懐かしいみんなの顔を見ながら挨拶できるのは、最高の気分で夢のよう」と、議場に立ち、改めて市長となった実感を噛み締めた。
 「退職後は、1人の市民として外から市政を見たり、多くの人から話を聞き、なぜ3年前の市長選挙で森井前市長が誕生したのか考えると、若い市長に小樽を変えてほしいと思ったに違いない。小樽市の行政と市職員の改革。市民目線に立ち、市民の話を聞く、市役所の体質を変えてほしいとの声を多く聞いた。
 市民からの信頼・評価に繋げるよう、職場の中で切磋琢磨して、今まで培った経験や知識を余すことなく発揮して、今よりも高いレベルで仕事をしてもらう環境を作っていきたい。
 ”市政はスクラムトライだ”の先輩の言葉のように、ひとりでは出来ないことでも、チームならできる、そんな思いで小樽市政を引っ張っていきたい。

 今回の選挙の勝利の要因のひとつは、35年の市役所経験による即戦力としての評価があったと感じている。すぐに取り掛かれるものには取り掛かり、スピード感を持って、安全な生活を皆さんと共に支えていきたい。
 私自身も努力して能力をさらに高め、職員・市民の皆さんに信頼されるリーダーを目指したい」と挨拶した。