7月25日付けの森井秀明小樽市長突然の辞職に伴う、出直し市長選が8月19日(日)告示、26日(日)投開票の日程で行われるが、告示直前になって、ようやく立候補予定者の選挙公約が出揃い始めた。
各陣営とも突然の市長選を迫られ、急きょ公約をまとめた跡が明らかで、いずれの陣営からも、今後の小樽が何処へ向かうのか、どのような街づくりを進めるかの具体的な構図が描けていない。
「市議会からいじめられている」との身勝手な理由で、出直し市長選に打って出た森井前市長は、退職金1,350万円を懐に、5,500万円の選挙経費をわざわざかけて、残り任期8ヶ月の是非を市民に問いかけている。
公選法で、出直し市長選で前職が当選した場合は、残任期間の8ヶ月が任期となり、また来年4月に、巨額の費用をかけて市長選を行わなければならない。新人候補が当選した場合は、任期は4年とされており、来年4月の再選挙の必要はない。
森井前市長が、あえてこの時期に出直し市長選を仕掛けたのは、新人候補側の準備が整わないうちに勝負したいという思惑がありありで、任期8ヶ月を残した市長選には、多くの市民からも疑問の声が起こっている。
出直し市長選には、これまで、迫(はざま)俊哉(59)、秋野恵美子(66)、森井秀明(45)、鳴海一芳(63)の4氏が立候補表明をしている。◎関連記事
告示日が3日後に迫り、ようやく公約が見え始めた。17日には、森井前市長は欠席するものの、小樽市民センター(色内2)マリンホールで公開討論会も行われ、小樽市の将来をどの立候補予定者に任せるかの判断には、公約の検証が欠かせない。(立候補表明順)
◎「はざま俊哉」の公約
◎はざま俊哉HP
◎「秋野恵美子」の公約
◎「森井ひであき」の公約
◎「なるみ一芳」の公約
◎なるみ一芳HP