第100回全国高校野球選手権記念大会2日目の8月6日(月)3試合目、南北海道代表の5年ぶり4回目の甲子園出場の北照高校(上林弘樹監督)と南福岡代表の初出場の沖学園の試合が、13:35にプレイボール。熱戦を繰り広げたが、沖学園が4対2で北照を降し、駒を進めた。
北照高校では、同校会議室で、「テレビ応援会」を開き、生徒はほどんどが甲子園での応援でいなかったが、同校OB・OG、小樽リトルシニアの選手34名と市民ら約70名が試合を見守り、バルーンの音が会場に響いた。
同校は、平成3(1991)年の甲子園初出場以来、今回は9回目の出場で、2度のベスト8が最高成績。夏の大会では一度も勝利を収めたことがなかった。そのためにも、初戦勝利を期待する声が高まっていた。
試合は、3回に4番吉村が打ち沖学園が先制し、5回に2失点したが、北照は硬い守備を貫き、中継のナイスプレイもあり、5回に2点を返すも、7回にも得点を取られ、応援席から心のこもった潮音頭の演奏が流れる中、8回に北照にチャンスが巡ってきたが、得点には及ばず、沖学園が初勝利を収め、初の夏の勝利をと願う北照の歴史を変えることはできなかった。
会場は、「残念」とため息がこぼれたが、ここまで頑張ってきた選手にエールを贈った。
応援に駆けつけた2年前に卒業したOGは、「在校中は甲子園に行けなかったので、応援に力が入った。良い試合だった。みんなかっこ良かった」と労った。
野球少年団の増井那月君(小3)は、「頑張ったと思う。デットボールが多かった。優勝できるチームになってもらいたい」と話した。
田中基裕教頭は、「夏の勝利の宿題が残りましたが、応援ありがとうございました」と感謝した。
本日4試合目に北北海道代表の旭川大と佐久長聖(長野)が対戦し、延長12回で4対4と決着がつかず、新ルールのタイプレーク制度を適用。14回表に佐久長聖に得点。旭川大の攻撃及ばず敗退した。
◎第100回全校高等学校野球選手権記念大会
◎関連記事