第52回おたる潮まつり(平松正人実行委員長)が、7月27日(金)に開幕。町中がまつりに包まれ、29日(日)までの3日間がスタートした。
サブテーマの「祥雲来たり 舞い上がれ 夏だ!潮だ!」に相応しい、暑い日差しのもと、多くの人の力を集結したイベントが繰り広げられる。
まつりの開幕を知らせる「潮ふれこみ」が、18:00に梁川通り商店街をスタート。おたる潮太鼓保存会の山車9台が先頭を飾り、荷台に若潮隊を乗せて、息を合わせて太鼓を演奏。ほかのメンバーは、見物客の側で迫力ある打演を披露し大きな拍手に包まれた。また、希望する観客が太鼓を叩く場面もあった。
平松実行委員長とミス潮2人に先導される役員梯団、藤間扇玉社中・直江博子創作バレエ教室研究所・若柳旭輝社中・若柳志乃舞社中・潮梯団含め6つの梯団が、揃いの浴衣で華やかに踊りを披露。
潮音頭が鳴り響く中、都通り商店街を抜け、中央通り・駅前通りを踊りぬけた。沿道では、まつりの開幕を楽しむ見物客が、笑顔でその様子を見守った。
中央ステージ前に続々と梯団が到着。会場は、まつりを楽しむ人々で溢れ、混雑が続いた。
おたるマリン広場とその周辺に、123店舗が集結。後志夏の味覚祭出展団体や小樽あんかけ焼そば親衛隊、第746なよろにこみジンギス艦隊も軒を連ねた。
まつりの新名所に足湯「潮の湯」を開設。おたる浴衣ウィーク協賛店舗に、浴衣で来店すると特典やサービスが得られ、足湯に浴衣を着て訪れた人には、オリジナルタオル又は手ぬぐいがプレゼントされた。
19:30から開祭式が開かれ、松明の炎の中、同保存会と若潮太鼓の揃い打ちが鳴り響き、石狩湾から汲み上げられた御神水が、まつりの安全を祈願して奉納された。
平松実行委員長は、「多くの先人達が、作り上げていただいたまつり。今年も華やかに開催された。100万人を超えるまつりに成長。これを誇りに本日、これからまつりを開催させていただくことは嬉しいこと。3日間、北海道の短い夏を楽しんでもらいたい」と挨拶した。
ミス潮の村上千草さんは、「今年で52回目のまつりに、ミス潮として参加できることを嬉しく思う。本日より3日間、皆さんと一緒に思いっきり楽しみ盛り上げていきたい」と述べ、同じく山口紗希さんは、「歴史を重ねてきた潮まつりに、ミス潮として参加でき大変光栄。明日の潮ねりこみでも頑張って踊りますので、応援のほどよろしくお願いします」と挨拶。
点灯氏では、力強さが漲るマークと共に、カウントダウンで、「潮」と叫び、提灯に一斉に灯が灯され、開幕を祝った。
20:00から30分ほど納涼花火大会が開催され、スターマインや打ち上げ花火約1,000発が夏の夜空を彩り、豪華に連発花火でフィナーレを飾り、歓声に包まれた。
花火が終わってもまつりはまだまだ終わらず、カキ氷屋の出店前には長蛇の列ができるほどの人気で、会場は身動きができないほどごった返していた。
28日(土)は、まつりのメインイベント「潮ねりこみ」が、13:00に花園グリーンロードを出発。市内中心部を、92梯団・7,265人が踊る予定だ。29日(日)は神輿パレード、潮わたり、納涼花火大会等を実施する。
◎おたる潮まつり
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