多くの人にガラスに親しんでもらおうと、第10回小樽がらす市が、旧手宮線と色内広場を会場として、7月27日(金)開幕のおたる潮まつりと同日に開催され、涼しげな風鈴の音色が会場に響き渡っていた。
遠くは東京都小笠原諸島や愛知県・栃木県・神奈川県の工房から、道内外から34店舗が集結。自慢のガラス製品を店頭に並べ、来場者が気に入ったガラスに投票して抽選を行う第10回特別企画も用意した。
飲食ブースを担当するケランは、カレーはもちろん、飲み物対応のテントも設置している。
色内広場では、グラスデザインコンテストの結果を発表。最優秀賞は、くるくる回るお姫様をテーマにした、銭函中学校3年・宮田結晶さん考案のグラスが選ばれた。優秀賞2点と入選8点も同時に展示している。その横では、ガラス製品が当る抽選会も実施。
ガラスアクセサリー工房SHIMA・SHIMA(奥沢3)は、オリジナルサンキャッチャー制作体験を実施。「にじいろおたる」と題して、糸で編んだものにガラスを組み込ませたストラップは、虹色の7色を用意。
東京都小笠原村父島の「isopiyo glass accessory」は、最新作ばかりを提供。キノコ型のペンダントやガラスに糸を食い込ませたブローチ等を用意。
参加店舗では対面販売となり、製作者に直接、作品の話が聞ける。市内の工房では、「小樽風鈴」と名付け、清々しいガラスと音色が楽しめる風鈴を販売している。
創作硝子工房studio J-45 では、金箔を貼った渋い風鈴や、2017(平成29)年風鈴コンペで優勝した作品も展示販売。
glass art N+では、インスタ映えを意識し、昨年から風鈴だけを吊るしたテントを設置。テントに入ると、涼しげな風鈴の音色に癒される。オリジナルで1点もの風鈴を200個用意した。
中央通り側には、人の頭が入るほどの巨大風鈴を設置し、撮影スポットとしても提供している。
木村直樹実行委員長は、「天気が良くてよかった。暑さ対策をしてがらす市にいらしてください」と呼び掛けた。
風鈴トンネルはライトアップされ、28日(土)・29日(日)は、移動窯を使用して吹きガラスのデモンストレーションと制作体験を行う青空硝子工房を開催する。
第10回小樽がらす市 旧手宮線・色内広場(市立小樽美術館前庭)
7月27日(金)12:00~21:00
7月28日(土)10:00~21:00
7月29日(日)10:00~20:00
◎小樽がらす市
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